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365ページのカプリス

カプリス=気まぐれに、気になる情報を!

山中伸弥ノーベル賞の研究内容と受賞理由!うつ病の原因は?

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出典・wikipedia

山中伸弥さんをご存知でしょうか?
2012年、 iPS細胞研究でノーベル生理学・医学賞を受賞された方です。
山中さんは、様々な苦難を乗り越えて研究を続けてこられました。
過去には鬱病になったことも。
その原因と、ノーベル賞の研究内容についてご紹介します。

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もくじ

京都大学 iPS細胞研究所山中伸弥教授

山中伸弥さん、プロフィール

山中さんは、最初は外科医になりましたが断念し、研究者への道に進まれました。

当初、町工場を経営されていた父親から医者になることを勧められ、悩んでいた際、徳田虎雄の著書『生命だけは平等だ』を読み、感動し医師になることを決意したそうです。
学生時代は、柔道とラグビーで骨折など怪我が絶えなかった山中さんは、整形外科になります。

外科医が向いていなかった?

1987年、神戸大学医学部卒業後、国立大阪病院整形外科で臨床研修医として勤務。
この年に、高校二年生から付き合いだしたという同級生、千佳さん(皮膚科医)とご結婚もされています。
高校生の頃からっていうのが、純愛っぽくて素敵ですね!

ご夫妻の画像はこちら
「子どもの笑顔が支え」「少し休んで」山中さん夫妻会見 - ノーベル賞特集:朝日新聞デジタル

ところが、不器用で手術に向いていなかった山中さんは「ジャマナカ」と言われ、指導医から罵倒されることも。
人生で初めて挫折を感じたそうです。
そして、重度のリウマチ患者の変形した関節にショックを受け、重症患者を救うための研究者を志すことを決意。

研究者に

1989年、病院を辞めた山中さんは大阪市立大学大学院に入学し、薬の研究を開始しました。
薬理学教室で臨床医になる予定だったそうです。
良い恩師に巡り会え、実験して新しいことを発見する喜びを見出します。
1993年に、「麻酔イヌにおける血小板活性化因子の降圧機序」の論文で博士号取得。
研究に没頭し、寝ずに研究をする日もあったそうです。
元々スポーツマンなので体力があったのでしょうね!

アメリカへ

その後、カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所へ博士研究員として留学できることに
妻と2人の娘さんも連れてアメリカに渡ります。

ES細胞研究を始め研究にはげみました。
ところが、長女の小学校入学に合わせ、家族は日本に帰国。
寂しくなった山中さんは、後を追って帰国したそうです。

うつ病発症!

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ところが、帰国後の日本で研究する環境は、アメリカと雲泥の差でした。
ネズミのES細胞の研究をしていた山中さん。
アメリカではネズミの世話をしてくれる人がいて、色々と整った環境で研究だけに打ち込めたのが、500匹ものネズミの世話にも追われるように。
さらに、医学部で研究をしていた山中さんに、周囲の医者たちは「ネズミの研究するより医学に関わることをすればいいのに」と忠告や批判をする日々。
周囲の理解が全然得られなかったそうです。

そんな環境だったので、山中さんの中でも迷いが生じ、悩むようになります。
いつしか多大なストレスとなり、うつ病になってしまったそうです。

PADという鬱病

その鬱病の名前は山中さんらが付けたそうで「 PAD」というそうです。
「Post America Depression」の略で、Depressionが鬱病です。
直訳すると、アメリカ後の鬱病です。
(「Post partum depression」で、産後うつと言うのと同じような感じですね。)
これが、山中さんにとって2度目の挫折だったそうです。

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うつ病を克服!

もう研究者を辞めてしまいたいと思ったものの、それも情けないしと悩んでいた山中さん。
そんな時、山中さんにとって良いことが2つ起こったそうです。
1つ目は、1998年ウィスコンシン大学のトムソンに率いる研究者らが、ヒト胚性幹細胞を単離・培養する技術の開発に成功。
「いくらでも増やせる人間のES細胞があれば、例えば神経や心臓の細胞を作り、元気な細胞を患者に移植して、治せる可能性がある」と、急に再生医学に注目と期待が集まります。

今まで「医学的でない」と批判されていたネズミのES細胞の研究が急に「医学の役に立つかもしれない」という見方に周囲が変わってくれたことは、山中さんにとってとても喜ばしいことでした。
やはり自分の研究は間違ってないと、自信を取り戻します。
さらに、アメリカ並みに研究環境が整った、奈良先端科学技術学院大学に研究者として雇われることになったそうです。

この2つきっかけで、うつ病を克服できた山中さん。
研究室を与えられ、思い切り研究に励むことができたそうです。
賢明な努力によって、幸運が引き寄せられたのかもしれませんね。

ノーベル賞受賞となったiPS細胞とは?

ES細胞の問題点

人間のES細胞から、再生医療が可能とされるようになったもの課題がありました。
ES細胞は、人の胚を使う=受精卵が材料となります。
受精卵を使うと倫理的な問題や、他人の体には拒絶反応が起こるなど問題点があるそうです

iPS細胞誕生

そこで、患者自身の細胞を加工して初期化できないかと山中さんは考えます。
採取しやすい皮膚細胞を、リセットして受精卵と同じようなまっさらな状態のES細胞に近い万能細胞を作ろうと決意。

とても難しいことに思えたそうですが、ビジョンに賛同した3人の大学院生の協力が得られたことで研究が成功。
皮膚の細胞に4つの遺伝子を送り込み、ES細胞にそっくりな万能細胞ができたそうです。

これを「人工多能性幹細胞」=「Induced pluripotent stem cells」の頭文字をとってiPS細胞と名付けました。

2006年ネズミで成功、2007年に人間で成功。

驚くべき研究内容ですよね。
万能細胞ですから、どこの部分の細胞にもできます。
例えば、片方の肺が悪くなり機能しなくなってしまっても、その人の皮膚から採取した細胞を巻き戻したiPS細胞を肺にして、移植するなどという可能性も生まれます。
実現化するには、もっとたくさんの研究をしてクリアすべき問題があるようですが、その大元となる「iPS細胞」を生み出した山中さんたちは、本当に偉大ですね。

アップルにあやかったネーミング?

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人工多能性幹細胞「Induced pluripotent stem cells」の頭文字をとってiPS細胞と名付けました。
「i」が小文字なのは、人気の「iMac」や「iPod」にあやかったそうです。
山中さん曰く「名前はとっても重要、定着して使ってもらえるように」とのこと。
確かに「i」が小文字って目を引きますよね、ちょっと可愛い感じもします。

ノーベル賞の受賞理由

スウェーデンカロリンスカ研究所の出した受賞理由の説明は「細胞や器官の進化に関する我々の理解に革命を起こした」とのことでした。

皮膚などにいったん変化した細胞が、生まれた頃に逆戻りするという発見は生物学の常識を覆した。細胞の時計の針を巻き戻せることを示した「初期化(リプログラミング)」と呼ぶ研究成果は「まるでタイムマシン」と世界を驚かせた。生命の萌芽とされる受精卵を壊して作る胚性幹細胞(ES細胞)と違い、倫理面の問題からも特に欧米社会で高く評価された。

 出典・http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0301P_Y2A001C1000000/

人間万事塞翁が馬

山中さんは、高校生への講演で「人間万事塞翁が馬」だと言っています。
山中さんの経歴をみると、確かに言葉通りですね。
幸も不幸に転じたり、不幸だと思ってたことが幸いすることもあるので、失敗を恐れずたくさん挑戦してほしいというメッセージ。
若い人に限らず、誰にとっても共感できますね。

まとめ

現在は京都大学iPS細胞研究所所長・教授をされている山中さん。
カンブリア宮殿」にも登場!
様々な病気の画期的治療が可能になる研究、ご活躍を心から期待します!

読んでいただきありがとうございます。

 

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