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365ページのカプリス

カプリス=気まぐれに、気になる情報を!

『プログラミング教育』海外の事例と問題点!日本の小学校では文部科学省が必修化?

近年話題のプログラミング教育ですが、日本の小学校での必修化が計画されているのをご存知でしょうか?
賛否両論あるものの、2020年度より実施となると言われています。
海外では取り入れている国々もあり、現在の状況など調べてみました。

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もくじ

 

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プログラミング教育とは?

プログラミングとはコンピューターソフトを使って仕事に必要な計算をさせたり、芸術表現にもなるような作品を作ったりすることです。
また、論理思考や問題について考え抜く力を養うためにも有効とされています。

プログラミングは子供にとって、読み書きや計算と同等に必須基礎学習の1つになると言われています。
どんな職業でも、現在の日本においては、情報収集やデータ加工をするというのが当たり前になりつつあるので、基礎知識としてプログラミングを知っておくのは有効だと考えられています。
そしてもう1つ、プログラミングができる人材の裾野を広げるという意義もあります。

プログラミング教育導入の問題点とは?

小学校のプログラミング教育の義務化には、反対の声もあります。
プログラミングは、合理的な理解力があれば、いつでも学ぶことができるので、小学校で学ぶ必要はないという意見もあります。
同志社大学教授・三木光範氏は以下のように言っています。

日本語を読み、書き、話すこと、ボール投げなどの運動能力を養うこと、絵を描く・歌を歌うことなどの視覚や聴覚を基に手や喉を操ること、あるいは植物や動物を観察して自然の成り立ちを考えるなど、それぞれの学びには最適な年齢がある。

子供が積み木で遊ぶことは、木材の手触り、大きさと重さの関係、構造物の安定性などを感覚と経験(記憶)で学ぶ。このとき、コンピューター上でマウスを使って積み木をすることは現実世界の理解を妨げることであり、感覚でそれらを学ぶ大切な機会を逃すことになる。

プログラミング教育の必修化の目的である論理的思考や、主体的に創造力を発揮して何かに取り組む能力を養うことは、従来の算数や理科などの教科の中で十分に達成可能であり、それができないとすれば、プログラミング教育で補うのではなく、各教科での教育内容を論理的思考を養い、主体的に考えるように工夫すべきである。

出典・http://www.sankei.com/life/news/160801/lif1608010011-n1.html

考えさせられる意見です。
でもプログラミング教育も、現実世界での遊びも両方しっかりとできるなら問題ないのかなという気もしますね。

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プログラミング海外の事例と課題・問題点は?

プログラミング教育に関して先進的な取り組みを行っているのは、イギリス、エストニア、フランス、ドイツ、フィンランド、ロシア、米国(カリフォルニア州)、アルゼンチン、韓国、シンガポール、上海、香港、台湾、インド、南アフリカなど23の国があるそうです。

イギリス

イギリスでは、2014年より新教科「Computing」が導入され、義務教育にあたる初等学校および中等学校では、原則として全学年で必修となっています。
内容は、アルゴリズムの理解やプログラムの作成とデバッグ、論理的推論によるプログラムの挙動予測などで、初等学校では年間30時間程度となっています。
しかし「Computing」を専門とする、指導者不足が問題になっています。

エストニア

バルト三国の一つであるエストニアでは、プログラミング教育に力をいれています。
プログラミング教育を小学校一年生から始めることを発表していて、Microsoftもこの活動を支援しています。
エストニアSkypeを生んだ国ということでも有名で、法案の草案をオンラインで公開して意見を求めたり、国民の7割以上はオンラインバンキングを利用するなどITが発達している国でもあります。
国としてプログラミング教育を推進することで、経済成長を促そうとしています。
IT技術者の人材不足の解消をし、アメリカや日本のようにIT技術者は社会で必要とされているのに対し、学生のときに学んだ経験がある人が少ないという課題をまずは解決したいようです。
全員がプログラマーになることはもちろんないですが、小さい頃に学んでもらって機会を増やすという動きです。

一方で、学校の先生ではプログラミングを教えられるスキルがないという課題があります。
日本でも、2012年から新学習指導要領に基づき、中学校の技術家庭科で「プログラムによる計測・制御」が必修になりました。
しかし、たまたま能力の高い先生にあたれば正しく学べるが、現実はうまくいっていないということもあります。

アメリカ

アメリカでは、人材不足と競争力低下への危機感から、政府のみならず産業・NPOが一体となってプログラミング教育を推進しています。

カリフォルニア州は IT 産業の拠点があるものの、高等教育においてコンピュータサイエンス分野を専攻する学生が少ないことが指摘されています。
コンピ ュータサイエンス教育を、初等・中等教育に取り入れようとする動きもあります。
各国とも、プログラミング教育を推進する動きとともに、専門的な指導者の不足が課題になっているようです。
算数や理科の先生が、コンピュータ指導を負担する場合もあるそうで、ただでさえ忙しい教育者の負担が増えるという問題もありますね。

まとめ

プログラミング教育にかかわらず、家庭で親が教育への関心や理解を持ってあげることも大切ですね。
プログラミング教育の目的の1つ、論理的思考を育てるには、家庭での親子のコミュニケーションも欠かせないと思います。
日本人は、「以心伝心」というコミュニケーションの1つが歴史的にありますが、この方法に頼ることなく、言葉で論理的に自分の考えを言えるようにしていくことも大切ですよね。
相手がちゃんと理解できるように、筋道を立てて言葉で表現することで、人との円滑なコミュニケーションを図る経験を重ねて成長していくよう、親が気を配ってあげると良いと思います。
そうすることで社会においても、人とのコミュニケーションがうまくでき、プログラミングのように論理的思考を必要とする学習の理解も深まっていくと思います。

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